[レポート] Ansible Night in Tokyo #ansiblejp
こんにちは、坂巻です。
先日、Ansibleユーザー会主催のイベント、
Ansible Night in Tokyo 2018.04に参加してきました。
LTセッションについてレポートします。
目次
- Ansible Roleを継続的に自動アップデートする
- Junosモジュールのコネクションタイプの使い分け
- Ansibleを使用したWindows管理
- AnsibleとStackStormでつくるChatOps環境
- Windowsのcp932に苦闘している
Ansible Roleを継続的に自動アップデートする
登壇者 :chrojuさん
- Roleを利用したPlayBookを使い回していると管理が大変
- Roleの更新をPlayBookにどう反映するのか
- 継続的自動的にアップデート
- 更新確認用のブランチにcheckout
- installしているroleの更新を確認
- 更新があればupdate
- updata後にserverspec等テストを回す
- テストが通ったらJenkinsからPR
- 結果をslackに通知
- 継続的自動的にアップデート
- Roleの継続的自動的アップデートでいい方法が知りたい
Junosモジュールのコネクションタイプの使い分け
登壇者 :akira6592さん
- Ansible2.5でネットワークモジュール向けに、2つのコネクションタイプが追加された
- netconf
- network_cli
- コネクションタイプの特徴
- netconf
- プロトコル…XML over SSH
- 対応モジュール…ほぼ全て(junos_netconf以外)
- network_cli
- プロトコル…SSH
- 対応モジュール…junos_command、junos_netconfのみ
- netconf
- Junosモジュールをどう使い分けるか
- 基本はnetconfを利用(対応モジュールが多く、設定も参照も可能)
- network_cliは奥の手の位置付け(古いJunosでnetconfが使えない時の回避策)
Ansibleを使用したWindows管理
- 登壇者 :curry9999さん
- この作業にうんざりしていませんか
- Excel方眼紙の構築手順書
- Excel方眼紙のエビデンス
- 役割と機能の追加をGUIからやると作業が多い
- Ansibleで楽に効率よくやろう
- WindowsモジュールがAnsible1.7から増えている
- Ansibleモジュールの歴史をまとめている
AnsibleとStackStormでつくるChatOps環境
登壇者 :katsuhisa_さん
- 障害アラートでChatと作業環境を行き来していないか?
- すぐに状況確認して、すぐに実行結果を共有したくないか?
- StackStormで可能
- StackStormはシステム運用のためのIFTTT(イフト)
- AnsibleとStackStormを使えば、楽しいChatOpsライフが送れる
Windowsのcp932に苦闘している
登壇者 :Hidetoshi Hirokawaさん
- 今はWindowsもデフォルトモジュールで、だいたい何でもできる
- CP932(Shift-JIS)が大きな問題
- win_commandからコマンド(例:ipconfig)を叩くと文字化けする
- 原因
- AnsibleはPowerShellセッションをUTF-8で開く
- 対策
- 涙を飲んでRAWをつかう
- WIN_SHELLを使ってNKFをかます
- win_commandモジュールをカスタマイズする
- カスタムwin_commandモジュールを開発中
感想
改めてAnsibleの適用範囲が広いと感じました。
個人的にはStackStormを利用して、ChatOps環境をつくってみたいと思いました。
余談ですが、ノベルティでAnsibleのロゴが入った水筒をいただき大満足です。
次回のAnsibleユーザー会にも参加したいと思います!